ポジションがズレると波に乗れない?サーフィンのテイクオフは“直径1m以内”で決まる!
- 健二 吉満
- 4月19日
- 読了時間: 3分
更新日:5月23日
「テイクオフが安定しない」「いい波なのに乗れない」──
そんな悩みを抱えているサーファーの多くが見落としているのが、ポジションの重要性です。
どんなにパドリングが速くても、タイミングが合っていても、ポジションを外していたらその波には乗れません。
この記事では、サーフィン教室ランドナー独自の視点から、「テイクオフはポジションが命!」というテーマで、3つの重要なポイントを解説します。
1. サーフィンのテイクオフは直径1メートル以内の世界
波には「ここでなら乗れる」というベストポジションがあります。
それは意外にも狭く、直径1メートル以内。
これ以上ズレてしまうと、テイクオフが難しくなり、波に置いていかれるか、逆に巻かれてしまいます。
しかもこの「乗れる範囲」は波の状態によって変わります。
波の種類 | ベストポジションの特徴 |
掘れた速い波 | ピンポイント。ズレると即ワイプアウト。 |
トロ厚い波 | 少し広め。板の滑走力でカバー可能。 |
だからこそ、常に波の性質を読み取り、適切な直径1メートル以内の位置に自分を持っていくことがカギになります。
2. ポジション取りは「左右」だけじゃない。「前後」の感覚が上達の鍵。
よくある誤解が、「波の割れそうなラインに横移動して合わせればいい」というもの。
もちろんそれも大事ですが、実は波は前後にも変化しています。
たとえば──
割れる直前の波はピークから沖へ伸びている
ダンパー気味の波は、一瞬だけインサイド側が立ち上がる
セットが来ると、全体のブレイク位置が数メートル沖になることも
こうした波の変化に合わせて、自分も前後にポジション移動できるかどうかが、成功率を大きく左右します。
つまり、
「波の動きに合わせて、縦横どちらにも動く」意識が超重要。
3. 人が多い海では、ポジション争いという“第2の波”がある
ポジションの重要性が分かったとしても、実際にその位置に入れないこともあります。 特に、人が多いポイントでは、その1メートルの争奪戦が起こります。
良い波ほど、ピークには人が集中する。そこに入れなければ、理屈を理解していても意味がない…。
そんなときの対処法はひとつ。
「波数は少なくても、乗れる波が割れる場所=人の少ないピーク」を見つけること。
見落とされがちなインサイドの小ピーク、セットだけ割れる外れポイント──
こういった「第二の正解」を見つける目を持つことも、波を制するスキルの一部です。
まとめ:波に合わせて動けるサーファーが上達する
ベストポジションは直径1m以内の狭い世界
左右+前後の移動で波のベストポジションを取る
人が多いときは「空いてるピーク」を狙え!
これらを意識するだけで、テイクオフの成功率が一気に変わります。
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